地中熱・地下水熱・温泉排湯・空気などの“再生可能エネルギー熱”を熱源としたヒートポンプ製品で「持続可能な社会の実現」を目指します。

2023/10/06

中部経済新聞2023年10月5日号にゼネラルヒートポンプ工業の記事が掲載されました

エネルギー効率10%向上の
プロセスヒートポンプ新機種を発売

 

プロセスヒートポンプ

エネルギー効率10%向上

ボイラー代替提案 低環境負荷冷媒アピール

ゼネラルヒートポンプ工業が新機種

<記事原稿>

業務用ヒートポンプ製造のゼネラルヒートポンプ工業(本社名古屋市中村区名駅2の45の14、柴芳郎社長、電話052・589・9010)は、工場の洗浄工程などで使われる高効率ヒートポンプ「プロセスヒートポンプ」を改良し、発売する。従来機よりもエネルギー効率を約10%向上させたほか、環境負荷を低減できる次世代冷媒を採用した。ボイラーの代替としての導入や、従来機からの更新需要などを狙う。年間受注台数は、約20台を目標にする。 (竹田ゆりこ)

 

プロセスヒートポンプの新製品は、愛知県の「2022年度新あいち創造研究開発補助金」を活用し、開発した。一般的に、工場の洗浄工程で使われる洗浄液の加熱では、ボイラーや電気ヒーターが用いられることも多いが、ヒートポンプは熱を温度の低いところから高いところへ移動させるためエネルギー効率が高く、同社のプロセスヒートポンプはこれまで、100台以上を販売してきた。

今回、さらにエネルギー効率を従来機よりも約10%向上。熱を運ぶ冷媒には、環境に配慮した次世代冷媒を採用し、温室効果の強さを示す「GWP(地球温暖化係数)」を約60%低減した。省エネや環境負荷低減などの利点をアピールし、導入を促す。

また、加熱温度を最大65度から85度に引き上げた。高温の要望にも応える。柴芳郎社長は「ほかにも、手入れしやすい熱交換器を搭載していたり、工場内のオイルミストを吸着したり、温水製作時の冷排気をスポットクーラーとして利用できるなど、さまざまな特長がある」と力を込める。

現在、自動車部品などの切削加工工場の洗浄工程で主に使われているというが、今後、農業ハウスの冷暖房や、切削時の冷却と洗浄のための加熱を1台のヒートポンプで賄うなど、新しい用途提案を行い、販路を広げていきたい考えだ。

発売日は未定。11月に名古屋市港区のポートメッセなごやで開催される異業種交流展示会「メッセナゴヤ2023」に出展し、受注の獲得を目指す。


メッセナゴヤ2023 公式ホームページはこちら> 開催日:2023年11月8日(水)~10日(金)

弊社出展いたします。ご来場をお待ちしております。