地中熱・地下水熱・温泉排湯・空気などの“再生可能エネルギー熱”を熱源としたヒートポンプ製品で「持続可能な社会の実現」を目指します。
パソコンのCPU用PGAピンのシェアで、世界一を達成しているファインネクス株式会社様。富山県に本社を構え、その他、3つの工場を同県に展開している。
その内、上条工場の空調用熱源である、既設のガス焚吸収式冷温水機が老朽化のため、2013年、補助金(経済産業省より)を利用して、地下水を利用した水冷式ヒートポンプに入れ替えを行った。 既設に井戸があり、その井戸をヒートポンプの熱源として利用して、イニシャルコストを低減している。また、ヒートポンプで熱交換した井水を融雪や雑用水に再利用することで、環境面の配慮も行った。さらに、夏場のデマンド対策として、80㎥の氷蓄熱槽を設置し、夜間蓄熱することで、昼間のヒートポンプ稼働を抑え、電力平準化にも寄与している。
導入後、半年経過したが、空調コストは計画通り6割以上の削減を実現している。
■場所:富山県
■ヒートポンプ:ZQH-180W45d-B-C
■台数:4ユニット
■冷媒:R407C
■外形寸法(幅×奥行き×高さ):4000mm✕1500mm✕2000mm