地中熱・地下水熱・温泉排湯・空気などの“再生可能エネルギー熱”を熱源としたヒートポンプ製品で「持続可能な社会の実現」を目指します。
世界トップクラスのATメーカーであるアイシン・エィ・ダブリュ株式会社様は環境対策にも注力しており、CO₂削減目標達成に向けて社内にエネルギー企画グループを発足、蒲郡工場をモデルケースとして省エネ対策に取り組んでおられました。現場目線で工場内の見直しを行った結果、切削工程で発生する排熱を製品洗浄の温水供給に利用するべくヒートポンプの採用を検討。効率よく熱交換を行い、温熱・冷熱両方の供給が可能な洗浄工程用ヒートポンプ(当社と中部電力の共同開発)が採用されました。 導入後、1年にわたるフィールド試用の結果、年間ランニングコスト83%減少、年間CO₂排出量は86%の減少が確認され、2010年6月より蒲郡工場全体での稼働がスタート。蒸気レス化を推進するため、順次全工場への導入が予定されています。
納入したシステムは、平成23年度「省エネ大賞(省エネ事例部門)資源エネルギー庁長官賞を受賞、2016年IPEEC第1回国際トップテン事業BAT(先進省エネ技術)に選出されました。
■場所:愛知県蒲郡市 ■ヒートポンプ:洗浄工程用ヒートポンプ(現プロセスヒートポンプ)
■台数:14台(PROHP-6A-CH/6馬力機×6台、PROHP-12A-CH/12馬力機×8台) ■冷媒:R134a
■外形寸法(幅×奥行き×高さ):1,300mm×700mm×1,900mm(6馬力)、
1,600mm×700mm×1,900mm(12馬力)
■重量:600kg(6馬力)、700kg(12馬力)